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IPアドレスを証拠にした誤認逮捕に思う事
IPV4の振り当て可能IPアドレス数は256*256*256*256=4、294、967、296通りで、このIPアドレスを全世界で割り振っている。
最初の256通りを各国に割り振っているとすると、256*256*256=16、777、216通りとなる。
すなわち、各プロバイダーで使用できる枠は256*256=65、536の倍数となり、このIPアドレスの中にはある程度の住所も振り分けられているため、個人を特定できる証拠として個人を特定した誤認逮捕であった。
しかし、IPアドレスには、会社や家庭内でLAN構築をするためのローカルIPアドレスとインターネット内で使うグローバルIPアドレスが存在して、通信記録として残るのはあくまでグローバルIPアドレスになる。
しかし、このグローバルIPアドレスがIPV4環境ではすでにパンク状態にあり、IPV6がまだまだ対応ソフトの数が少ないこと等の理由で実際に使われている数は少ない。
では、グローバルIPアドレスを個人に割り振ってしまうとパンク状態になるプロバイダーも存在する事になる。
ここでグローバルIPアドレスの決定方法は、通常はモデムの電源投入時に決定されて何処のグローバルIPアドレスをグーグってもある程度の時間は変動が無いと書かれているが、実際はプロバイダーによってはプロバイダー内のグローバルIPアドレスとプロバイダー外のグローバルIPアドレスを変更しているプロバイダーも存在する。
これは私のプロバイダー情報として最近知った事実であるが、プロバイダー外に出す電文のグローバルIPアドレスはランダムに切り替えているという情報を得ました。
たぶん他のプロバイダーでも同じような事をやってグローバルIPアドレスを使い分けていると思われます。
そうしなければ、グローバルIPアドレスがパンクするからです。
ではグローバルIPアドレスが変化する事でどのような弊害が起こるのでしょう。
当然、ウィルスが無くてもグローバルIPアドレスは変化しているのだから相当高度な技術を使わなければ個人を特定できないので証拠能力としては十分では無いといえます。
その他の弊害としては、複数の電文で遊ぶゲーム等でグローバルIPアドレスをチェックしているケース等ではグローバルIPアドレスが変化する事で認証エラーになってしまうケースも実際に存在します。
このようなケースの対応方法としては、グローバルIPアドレス取得契約等がある場合にはグローバルIPアドレス取得契約を行ってグローバルIPアドレスを個人に固定するしかありません。
但し、少ない数のグローバルIPアドレスを取得することになるので有料サービスになることが多いので各プロバイダーに相談してください。