スペース☆プロジェクト軌跡〜その1〜
2002年3月 ニュージーランド視察
それほど広くも立派でもない施設で、お母さん達で自主運営されている「プレイセンター」等ニュージーランドの子育て支援
の現状を目の当たりにした理事長と事務局長は、大いに触発され、自分達が建てようとしている建物の具体的なイメージが確立していった。
2002年4月2日 第1回実行委員会
新事務所建設の目的、どんな家を建てるかについて話し合う。
2002年4月26日 第2回実行委員会
チーム(トム・ソーヤ、ファンド、PR、チームN、総合実務)ごとの見通しを出す。
2002年5月20日 第3回実行委員会
このプロジェクトについて広く知ってもらうための動きの検討を行う。
2002年5月24日 第1回全体会
設計図が決定
2002年6月16日
建設地に中高生の手によって看板が設置される。
トム・ソーヤ大作戦のボランティア募集のポスターや協力パンフを手に、笹川、内部、四郷地区の商店を50軒ほどまわったり、 四日市市南部の小学校、中学校、高校にチラシや募集のお願いにまわる。記者会見も行い、協力要請する。各種新聞に掲載されたり、 CTYの取材を受けた。
2002年6月21日 第4回実行委員会
着工式、トムソーヤ大作戦に向けての打ち合わせと、ボランティア、ケータリングのコーディネイト
2002年6月29日 地鎮祭&オリエンテーション
地鎮祭参加人数:135名 オリエンテーション参加人数:64名
普段はやんちゃな子どもたちも妙に神妙な面もち。海山道神社からお越しいただいた神主さんの厳かな祝詞とお辞儀を食い入るように 見つめていた。神事の後、お祝いに来てくれた四日市まんなか子ども劇場のソーランチーム雅といっしょに得意のソーランを披露する。
2002年7月7日 基礎工事&壁土こね体験
指導者:小島氏(小島組)、諸岡順衛氏(ステージはっぷう) 参加人数:91名
《基礎工事》初めての現場。全員ヘルメット着用で臨む。まずは自己紹介から始めるが、みんなの声もまだ 小さくイヤがって逃げる子も・・・。子どもの鉄筋結束の腕前に職人さんも感心し記念にハッカー(鉄筋結束の道具)をもらう。
《壁土こね》「汚れるからイヤ」と言っていた子もいつの間にか膝まで泥の中に。わら入れ、水運び、土踏みの作業は自然に分担されていった。
2002年7月14日 天日干しタイル作り体験
指導者:松木憲司氏(蒼築舎) 参加人数:81名
《タイル作り》現場の土に秘密の原料を配合する。何を入れるか興味津々。 まだ屋根もなくブルーシートを張り日よけにする。ずっと下を向いての作業にもかかわらずすごい集中力で。
2002年7月17日 第2回全体会
上棟式に向けてさらなるボランティア募集と屋根瓦にメッセージを書いてもらう呼びかけについて話し合う。
2002年7月21日 建前 お菓子まきしました。
参加人数:77名
「こんなんだったんだぁ」と図面だけではわからなかった建物の全貌が見えて感動する大人の横をお菓子をいっぱいかついだ子どもが走り回る。
〜盗難事件〜
ある朝来てみると、新品の釘一箱とコードドラム1つが忽然と消えていた。後で聞くと工事現場ではちょくちょくあることらしい。
困った世の中になったモンだ。
2002年7月27日、28日 荒壁作業体験
指導者:松木憲司氏(蒼築舎) 参加人数:105名
えつり体験大ピンチ!指導者の松木さんが病気で当日の朝ダウンしてしまった。でも若い職人さんと、2日前にえつりの練習を していたスタッフのチームワークで切り抜ける。松木さんはこの後緊急入院することに・・・。
竹を組んでいく「竹かき(えつり)」と、自分達で切ったわらを混ぜた壁土を足でこね壁につける荒壁作業は、この体験事業の目玉。大人も子どもも夢中になった。
この日は、なんと東京から二つも取材が来た。ひとつはNHK。もうひとつは、子ども情報誌『るーぷる』。後ほど大きく取り上げられた。毎週続く体験に、スタッフは少々夏バテ気味です。